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2022月4月16日、ウロコ定期便4月号【エシカルファッションはじめの一歩】1つの服を長く愛するお直し〜基本のダーニング編〜に参加しました!ゲストはエシカルファッションプランナーとして大阪府を拠点にダーニングの指導や服のお直しを生業とされているオオシロマヤさんです。 今回のワークショップは以下のような内容でした!

・ファッションと環境・社会問題について ・オオシロヤマさんとのクロストーク ・ダーニングをやってみよう!

実際にアパレルで勤務されていたオオシロマヤさん。勤務されていたときの葛藤、バングラデシュを訪問された時のこと、フリーになられてからのお仕事など、とても幅広くお話を聞くことができました! この記事ではコミュニティ会員のさっこが当日の様子をレポートします♪

ファッションと環境・社会問題について

まずは暮らしの目からウロコの運営メンバーあづあづさんより、世界のファッションと環境・社会問題に関しての説明です。現代はファストファッションが流行する大量生産・大量消費・大量廃棄時代。昔に比べて安く洋服を買えるようになりましたが、廃棄される量も増えています。 実際にファッションがどれだけの環境負荷を与えるているのか?なんと人間の活動で排出される二酸化炭素のうち10%はファッションによるものなんだそうです!さらに新しく服を作るためには水も大量に必要です。

また、ファッション業界の悲しい出来事といえば、バングラデシュのラナ・プラザ崩壊事故です。

老朽化した違法状態の工場が突然倒壊してしまい、1000人以上の死者が出た悲しい事故です。劣悪な環境はもちろん問題ですが、その原因は私たち消費者がより安いものを求めているからでもありますよね。どうして洋服を安く買うことができるのか?背景で、誰かが犠牲になっている可能性を考えて買い物する必要があると感じました。 実際に現地を見にいかれたオオシロマヤさんによると、ラナプラザ跡地はGoogleマップにも載っておらず、石碑もとても小さかったそうです。 さらに衝撃的なデータがこちら。

  • 新品のまま捨てられている衣類は日本では年間10億着以上!
  • 世界で廃棄される衣類は毎秒2.6トン!

新品の洋服が大量に廃棄され、二酸化炭素排出に繋がっている事実にとても矛盾を感じました。 また、着られなくなった衣類を手放す方法にリサイクルや寄付があります。罪悪感なく服を手放せますが、リサイクルとして集められた衣類の多くは最終的にアフリカにいきます。そして現地でとても安く売られてしまうため、現地の繊維産業を破壊してしまう現状もあるそうなんです。 私たちが服を購入するときは、それを手放すことまで想像しながら本当に欲しいのか?長く使えるか?を考えて購入する必要があるということを強く実感しました。

オオシロマヤさんとのクロストーク!

実際にオオシロマヤさんがバングラデシュを訪問されたときのお話をお聞きしました。

  • バングラデシュの伝統的な手織りをされている方。
  • まだまだ劣悪な環境で働いている現地の縫製工場。

    伝統的な手織りをされているバングラディシュの方々の仕事を支えていくことが必要という言葉がとても印象に残りました。 そしてラナ・プラザの事件など悲しい出来事があったにも関わらず、まだまだ劣悪な環境が残っているそうです。 安い洋服を買うことが全て悪いわけではありませんが、その向こうには誰かが犠牲になっているかもしれない。今持っているものを大切に長く使うことが大切だと実感しました。 海外だけではなく国内のアパレルメーカーも厳しい現状なんだそうです。洋服は大好きだけど、コストカットや利益のための交渉の板挟みだったというオオシロマヤさんのお話は、聞いていてとても考えさせられました。 オオシロマヤさんは現在「着る人がハッピー、作る人も地球も動物もハッピーな服作り」をコンセプトに、リペア、リメイク、アップサイクル、オーダーメイド、染めなどの受注、ワークショップの開催、執筆活動などを行なっていらっしゃいます!リメイク品として、以下を紹介してくださいました!
  • お子さんが汚したTシャツの染め物。
  • 亡くなったお父さんの羽織と着物をリメイクして作ったスーツ

染め直す時も天然染色を使われているそうです。着ることがなくなった服をお直しする。新しい価値が生まれてとっても素敵ですよね♪

オオシロマヤさんの詳しいインタビュー記事もありますのでぜひご覧ください! >>> ハームレスが私のキーワード。作り手、環境、自分自身、全てがハッピー。それがエシカルファッション【エシカルファッションプランナー・オオシロマヤさん】

実際にダーニングをやってみよう!

最後にオオシロマヤさんにレクチャーしてもらいながら、みんなでダーニングのワークショップです♪実際の詳しいやり方は以下の記事に記載してありますので、気になった方はぜひやってみてくださいね。 >>>【ウロコ定期便4月号】1つの服を長く愛する「基本のダーニング」 今回のウロコ定期便で届いたダーニングセットがこちら。ウロコ定期便はいつも包装が最低限、プラ製品なし。とても可愛いので家に届く瞬間が楽しみなんです。 私自身、裁縫は十数年ぶり…。笑 ドキドキしながらのチャレンジです。正直、自分一人だったら、「ダーニングはハードル高い!」と思ってやらなかったと思います。(恥ずかしながら、ダーニングという言葉すら知らなかった。)一人ではなかなか気が進まないことも、イベントだとやってみようかなと思えるのがコミュニティの素敵なところです。 穴の空いた靴下をお直しします♩ 縫う時に台になるものが必要なので、私はアロマキャンドルスタンドで代用しました!まずは土台に靴下を固定します。 穴が開いた箇所の周りをランニングステッチ(波縫い)します。今回教えてもらったダーニングは、なんと玉止め、玉結び不要なんです!小学校の家庭科の時間に何度やっても上手にできなくて先生に注意された思い出がある私としては嬉しすぎます。笑 波縫いが真っ直ぐになってませんが、気にせずすすめます。笑 ガイドラインができたら、いよいよ縦糸を塗っていきます。縫っていく間隔が難しかったです。 縦糸がガイドラインに沿って縫い終わったら次は横糸です。横糸を縫うときは縦糸をまたぐ→くぐると交互に塗います。この時、くぐる、またぐも間違えても大丈夫だそうです!私も何度も間違えましたが、そのまま突き進みました。笑 横糸を塗った後はフォークで詰めていきます (いつの間にか穴が台の中心がずれてきてますが気にせず進めます。笑) 最後に裏返して糸の処理をして完成です! 久しぶりの裁縫で戸惑いましたが、そんな私でも大体1時間くらいでできました。途中で糸の色を変えてもできるので、次回は2色でやってみたいと思います♪ 正直何度も間違えたのですが、オオシロマヤさんとウロコ運営メンバーあづあづさんが、

  • ダーニングは少しくらい間違えても自由!
  • ガイドラインが斜めでも大丈夫!
  • イレギュラーも味がある

という言葉をかけてくれてとても気持ちが楽になり、進めることができました♪穴はふさげたのでまだまだ使えることも嬉しいです。 最近はペットボトル等をリサイクルした靴や衣類なども増え、ファッション雑誌にも掲載されるようになりました。それが自体が悪いわけではないのですが、すでに世の中は衣類で溢れていますよね。新しいものをこれ以上作る・買うよりも、まずは今持っている自分の服を大切に出来るだけ長く着たいなと思います。

まとめ

ウロコ定期便4月号『【エシカルファッションはじめの一歩】1つの服を長く愛するお直し〜基本のダーニング編〜』の様子をお伝えしました。

暮らしの目からウロコではエコでエシカルな暮らしを楽しむコミュニティ(通称ウロコミュニティ)やイベントを運営しています。ウロコミュニティ第2期は2021年12月から2022年5月まで活動中! 第3期は2022年6月より募集予定です。各種SNSをフォローして最新情報をチェックしてくださいね。

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この記事を書いた人:さっこ 暮らしの目からウロコのオンラインコミュニティ、ウロコミュニティ会員。北陸在住WEBフリーランス。 開発途上国に住んだ経験から、大量生産・大量消費社会に疑問を持つようになる。 無理なく、楽しく、ゆるいエコな暮らしを実践中! Twitter:https://twitter.com/sakko_laos blog:https://sloowlife.com/

 

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